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骨が語る日本史
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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子孫に伝えたい骨の話
日本の歴史を骨から検証するおもしろい本。発掘された頭蓋骨や大腿骨などの損傷原因を知ると、現代に至る医科学の発展に感謝する。過去において、人は、呪術や恨みを晴らしたり、治療上の目的から他人の体を生かしてきた。それらが骨から検証されるステップが記されている。
おもしろかった話は、徳川大名及び側室の頭蓋骨から復元された顔の線型だった。江戸時代将軍の貴族顔(鼻筋が通り、高い鼻、顔幅が狭い)の原因は、噛合わせや磨耗が少なかった食環境によるもので、在留した外人ケンペル、ツンベリー、シーボルトらの観察によると、一般庶民とは大分かけ離れていたそうだ。上流階級の女性は西洋人にも劣らないそうだ。復元図を見ると、本当に整っている。一方、一般人は、疱瘡の痕があって、つりあがった目とはれぼったい瞼、扁平な鼻をしていたそうだ。
植物採集で脚を鍛えた蘭学者や仏教布教のために歩いた僧の骨に見られるように、食環境や肉体の活用によって骨は変わると知った。この点を子供たちに伝えたいと思った。
骨や、描かれた肖像画からの状況検証もおもしろい。
伊達政宗は160センチぐらいで、室町時代には高いそうだ。戦に合戦するときの鎧はどれほどの重さだったのだろうか・・・体力は、そして武道にかけた時間はと、興味が広がる。
時代劇もこうした検証をもとに俳優さんを割り当てると、歴史を本当に再現するということになるだろうか。
頭蓋骨をしげしげと見るのが平気になったおもしろい検証本。
學生社
骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと 骨―日本人の祖先はよみがえる 徳川将軍家十五代のカルテ (新潮新書) 歴代天皇のカルテ (新潮新書) 大江戸の姫さま (角川選書)
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